実家の稼業は昔むかし、不動産業と金融業でした。金融業.. 要は金貸しですね。不動産を担保にしてお金を貸す。うちのような小さな会社からお金を借りるような人はそもそも返済能力が無い人ばかりですから不動産を抑えることになります。その不動産を売るなり、貸すなりするわけです。亡くなった父は母も兄も言いますが他の同業者の方よりも商売はうまくなかったそうです。時代的にうまくやれば一財産築けた時代（高度経済成長期）ですがそうでも無かったそうです。父の友人にはライオンズマンションの創業者もいました。その時代その世代ですね。我が家はバブルが弾けた後は一家離散の危機にひんしましたが、当時住んでいた家を処分し生活をダウンサイジング（縮小）して乗り切った過去があります。
高校生ぐらいの時から人が退去したマンションや戸建ての片付けの手伝いをして小遣いをもらってました。思い出すと夜逃げした家の後片付だったりするんですよね。またいわゆるバブルの時にはだいぶ景気も良かったみたいですが、それでも人に騙されたりゴルフ会員権がゴミくずとなったりと色々あったみたいです。バブルの頃は僕はまだ高校生くらいだったので良かれ悪かれバブル経済とは縁が無かったですね。テレビでジュリアナ東京で扇子持ったケバイお姉ちゃん達が踊っていたのをテレビで見てました。時代的にはちょうど Netflix で放送されてる「全裸監督」の時代ですかね。村西監督が「ナイスですねぇ～」といって女性と●●していた映像を友人の家で皆で食い入るように見てました。それからネットバブル、ライブドア事件（暴落）、リーマンショック、新型コロナウィルス暴落暴騰などなど多くの時代の流れを見てきて実感ですが.. 不動産投資は結局のところババ抜きだと思います。 誰かがババを引くまでは終わらない、損を誰かが被るまでは終わらならないゲームです。ある時、突然、潮が引いていきます。そして毎回個人投資家は取り残される..
2021年3月現在、長期にわたる低金利政策が続き新規で多くの不動産投資家が市場に乱入して来ています。団塊の世代が退職金をもらい使い道に困り参入、少し前までは銀行からフルローンで借入できたので、フルローンで借入し参入。株式相場も新型コロナウィルス暴落から予想外に反発しうまく流れに乗った人が株式を一部売却し参入。いたるところでアパートが乱立し、このままで終わるはずがない。特に今年はアパートの空室が多いように見えます。供給過多、人口減少、リモートワーク加速化により東京における賃貸需要の減少などなど.. あっ、ちなみに僕の管理している物件はほぼ常に満室です。（つづく）
